OnTime for Microsoft Ver.6.4.4 について

目次

今回の注目点

今回は新機能及び修正から以下の3点です。

  • Graph APIを利用したイベント同期エンジンの安定
  • 大規模組織に影響があったTeams会議のリンクの不具合修正
  • 来訪者管理から印刷できるゲストカードの改善

Graph APIを利用したイベント同期エンジンで幾つかの対応を実施

そもそも「イベント同期」と「イベント同期エンジン」は違う(紛らわしくてごめんなさい)

お客様である幾つかの組織とお話ししていて今更ながらわかりにくい表現であったことと考えています。
「イベント同期」と「イベント同期エンジン」は別の機能の名称としてご紹介しています。

  • イベント同期とは
    イベント同期とは、Exchangeの各メールボックスのイベント情報についてOnTime側のデータを同じ状態に反映するバッチ処理です。
    これは、以下のように同期処理と言えどすべて同じ考え方で行うバッチ処理です。
    • ディレクトリ同期はEntraIDの属性情報についてOnTime側のデータを同じ状態に反映するバッチ処理
    • 写真画像同期はEntraIDの写真情報についてOnTime側のデータを同じ状態に反映するバッチ処理
    • アクセス権同期はメールボックスのアクセス権についてOnTime側のデータを同じ状態に反映するバッチ処理
  • イベント同期エンジンとは
    イベント同期エンジンはExchangeの各メールボックスでイベントの更新が行われたことを把握することを目的に単独で動作する更新管理掲示板のような機能です。
    このイベント更新情報はMicrosoftから提供されています。
    この同期エンジンでいずれかのメールボックスでの更新が確認されたら、そのメールボックスに対してイベント同期のバッチ処理を実行します。

管理センターマニュアルでもカレンダーイベント同期エンジンについてより詳しく言及しています。

Graph API経由のイベント同期エンジンのファインチューニングを実施

この同期エンジンを持つのがOnTimeの強みではあります。しかしEWS APIを利用した同期エンジンでは11年間で培ったノウハウがありました。Graph APIはMicrosoftが新しく仕立てたAPIのためWebhookに切り替わった取得方法だけでなく、通知内容の返し方にもいわゆるクセがあるのです。また通知を受けて更新しようとしても受け取るイベントの情報にワンクッションあったり、スロットル制御があったりします。詳細をここではお伝えしませんが、これらのクセに合わせていく作業をこのバージョンで大幅に行ったと言うことです。

Teams会議のリンクの不具合修正

Teams会議のリンクを開くとアプリケーションがフリーズすることがある不具合を含んでいました。会議リンクの更新時に他のカレンダー操作が一時的にブロックされることがありました。これはイベントレコードが多いとSQLへの接続時間が長くなります。それゆえ大規模な環境ではアプリケーションがフリーズしているような動作になっていました。この更新処理をより効率的に行うよう改善しました。

来訪者管理オプションのゲストカードをチューニング

来訪者管理にはゲストカードの発行機能があります

ゲストカードの印刷で長い名前の印刷に対応

今回このゲストカードでお名前の文字数が長い場合に右端が印刷しきれなかったのをフォントサイズを小さくしてお名前すべてが印刷されるように修正しました。これ、日本から連絡して実装されたのです。欧米のアルファベット文字の文化圏では右側が印刷できなくても、ゲストさんにはご容赦いただいていたのか、書きたしていたのか、不思議です。
フォントを小さくしてお名前すべてが印刷されます。

リリースノート

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