OnTime for Microsoft Ver.6.4.2 について

目次

今回の注目点

今回は新機能及び修正から以下の4点に注目します。

  • ディレクトリグループの表示/非表示が個別に選択可能に。
  • リソース(会議室、備品)の同期属性が正式に追加。
  • 「自動応答設定」「連絡先一覧」の機能を有効/無効の選択可能に。
  • その他Graph API全般について。

ディレクトリグループの表示/非表示が個別に選択可能

そもそも表示グループとは

OnTimeには管理サイドが準備する公開グループ系、ユーザーサイドで運用できる個人グループ系の2つに分かれます。
そしてそれぞれに特徴的な機能があるので整理してみます。

  • 表示グループ
    メインビューに表示するユーザーや会議室・備品の一覧グループを呼んでいます。
    アクセス権とは全く関係なくあくまでも表示のためだけのグループです。
    アクセス権は管理者だけが設定できます。
    • マイグループ(個人表示グループ)
      ログインした個人が管理する表示グループ。自分だけの頻度が高い表示グループで整えれる。
      • 個人グループ
        個人で気に入ったメンバーを集めて自由に作成できる表示グループ。手動で並び替えも出来ます。
      • 共有グループ
        個人グループを設定で他メンバーでも使えるように共有したグループ。代表者が運用します。
      • お気に入り
        公開グループや共有グループからよく使うグループをブックマークできます。ブラウザのお気に入りとよく似た機能。

ディレクトリグループが個別選択可能に

このバージョンでディレクトリグループの機能が向上しました。従来ディレクトリグループは全体として利用/非利用しか出来ませんでした。しかしMicrosoft365で管理用に利用するグループ名って、アルファベットや文字数合わせたりと一般ユーザー向けと言うより管理者が管理しやすく命名するイメージですよね。しかしTeamsの利用が増えたりし、一般ユーザーが作成したグループもMicrosoft365内に増えていきます。

今回、一つ一つのグループを個別に利用する/利用しないを設定できるようになりました。管理用グループは非表示に、Teamsと同じグループは表示に、という設定が可能です。

リソース(会議室、備品)の同期属性が正式に追加

こちらは4年前の2022年に実装した機能の進化の結果です。OnTimeはリソースである会議室や備品の詳細検索が行えるように事業所、ビル、フロアなどの属性で一部をExchangeがサポートしていない場合もOnTimeで値を登録できるようにしていました。同様な属性に国/地域、都道府県や市区町村などがありますが、Graph APIでは値取得をサポートしているので同期対象の属性となりました。以下のマニュアルページのリンクはユーザー、会議室、備品の各連絡先情報の所得属性の説明箇所です。もう画像もアップデートされていますね。

ちなみに2022年のリリースノートはこちら。

「自動応答設定」「連絡先一覧」の機能を有効/無効の選択可能に

この二つは少々特殊な機能です。どちらも各ユーザーのメールボックスの設定から、ユーザーの操作のタイミングで、Graph APIを経由して値取得や値保存を直接行う機能です。お客様からご要望をいただいた機能のため実現した際は大変喜んでいただけています。しかし、EWSやGraphのネットワークトラフィックが増えます。さらにお客様に因ってはアクセス許可を与えるAPIとして無闇に与えたくないAPIでもありました。OnTimeのコアとなる機能に全く影響を与えないので管理者が利用の可否を選択し、利用されない場合は許可を与えるAPIからも除外されるようになりました。

こちらはOnTime管理センターのフロントエンド設定の動作設定タブにてチェックのオンオフでしていただけます。


マニュアルはこの機能も既に説明がアップデートされていますね。

その他Graph API全般について

Microsoft EWS APIが2026年10月1日に公式に引退します。お客様におかれましては9月末までにまずは以下のどちらかを実施いただく必要があります。

  1. OnTimeの設定をすべてGraph APIに切り換えていただく。
  2. EWS APIを2027年3月末まで延命する設定を行っていただく。

上記の会議室属性でも触れているように今回のVer.6.4.2でGraph APIに関して更なるチューニングや機能向上に努めて参りました。
Graphへの移行を進めていただくにあたり、OnTimeの要となるイベント同期の通知エンジンについてはEWSとGraphでMicrosoftの仕様(というか考え方)が大きく変更となり、OnTimeサーバーの構成変更を必要となっております。すぐに構成変更をご準備いただけるお客様は1.のGraph対応を、準備を必要とするというお客様は2.のEWS延命対応をお願いいたします。

OnTimeの設定をすべてGraph APIに切り換えていただく

イベント同期の通知エンジンは、「Graph方式内蔵型同期エンジン」と別途独立配備する「OnTime同期ハブ」の二つの方法をご案内しています。自社向けにどちらが向いているか該当マニュアルページをお読みいただき移行してください。ご不明点があればご購入された認定パートナーかOnTime Direct Shopがお問い合わせも受け付けていますのでShopにご相談下さい。

Graph対応イベント同期のマニュアルページ

Shopお問い合わせページ

EWS APIを2027年3月末まで延命する設定を行っていただく

EWSの利用を2027年3月末まで延命する設定はMicrosoftが公式に案内しています。Shopではそれらの情報をOnTime的に解釈して補足資料としてFAQに提供しています。Microsoftの公式ページ向けリンクも記載されています。そちらもご参照ください。

リリースノート

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