今回の注目点
SQLブロッキング最適化機能の実装保留
Ver.6.3.0で高速化するために実装したSQLテーブルへの書き込み方法の機能変更をVer.6.2.8相当に戻しました。
Ver.6.3.0で以下のように記載されていました。

そもそも、この機能はどういう機能かというと、リアルタイムイベント同期によるイベントテーブルの更新を全てレコード追加でまかない、テーブルロックやレコードロックを伴うイベントの編集や削除は行わないようにするという考え方です。
もちろん必要としないレコードは増えますが、それらは深夜のメンテナンスタスク内でクリーンアップしようとしていました。
今回、この機能が、一部のお客様において期待した通りのパフォーマンスを出さなかったため、一旦実装を保留したということです。
実はこの機能はドイツのお客様数社で2ヶ月ほど検証利用を行っていただいていたのですが、その際には問題は発生していなかったので少々残念です。
「コピー作成/イベント(詳細含む)」の不具合修正
これはイベントをコピー作成する機能ですが、添付ファイルや本文など詳細部分はサイズが大きいため、コピー作成時に詳細含むか含まないかを選択できるようになっていました。
詳細含むコピーした際に、見た目はコピーされているように見えるのですが、詳細部分を編集せずに保存(送信)すると詳細部分は編集されていないと見なして保存していませんでした。
単純なミスです。申し訳ございません。修正されています。
ドメイン設定ページで個別に追加されたユーザーのカスタム属性が表示されない不具合
こちらもVer.6.3.0で実装された機能の修正ですね。んん?これはまだ正しく修正が行われていない気がします。
やはりまだこの機能は満足いく状態ではないですね。
もちろん、カスタム属性を利用していなければ満足いく機能ですし、メンテナンスタスクでディレクトリ同期が実行されればカスタム属性も同期されます。
6月26日加筆
ご利用制限としてディレクトリ同期をGraph方式に設定している場合のみのサポートです。
Ver.6.3.2にてEWS方式に設定している場合は表示されなくします。
深夜のディレクトリ同期を待たずに、Microsoft365にたった今追加したユーザーにOnTimeをすぐ利用できるようにしたいという場合はもちろん機能しています。ご利用ください。
リリースノート
